水玉も精子卵子もこの星もみんなまぁるいエロスの仲間
まほろばは今と昔の狭間にて概念すてれば行けると思う
ありふれた生の営み汚しゆき芽にも潜みぬ核の雨あと
雑草に罵詈雑言をあびせれば毒薬なしで枯らせる多分
嫌いじゃないよって抱擁で挨拶できればPEACEになるよ 少しずつ
「服って言うヨロイから覗くなホモサピエンス!肩がこるし…」BYトラ (動物園にて)
ガラス細工の楽園でゾウカメもカメラ目線で生きております (動物園にて)
赤い糸つないでいるのが子ならば人のあかしの《ほ》の字はどこなの?
子育ては「大好きな人の子よ」って一言で良い うつけの夢かな
DISLIKE! DISを消すのも辛くって ただ咲む桜になれない私
満月が露骨な言葉で欠けてゆく 得も言えぬほどの十六夜の夜
春雨のグロスさしおり桜花 咲みさえ知らぬ蕾のままで
薔薇じゃないけど棘があるの ハブじゃないけど毒があるの 触れないで
とら猫の空にみとれる遠い眼を思い出したわ「どこを見てたの?」
蜜蜂を怒らせることばかりして構ってほしいと拗ねてみる薔薇
古傷も白き温みで癒えてゆく 君の空から降りつづく雪
テキーラの酔いの彼方の朧月みたいになってる昔の孤独も
レア・フィレを頬張った時に聞こえたわ ワイン色したほろ酔ひの「好き」
耳もとで鈍色の空あけてゆく きらりきらりと「幸せになろ」
羽衣がほころびたまま舞ってゆく 36℃の銀河のもとへ
不機嫌もゆるせる自分が好きになる 幸せなんだ 燃実 (桃)になれて
シャンパンの中の華燭の笑い声 「ぷくぷくこそばい ちょっといたいわ」